第10回企画展 近代国家制度の形成3 子規と帝国大学
2016年2月23日(火)〜2017年2月19日(日)

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2016年2月23日(火)〜2017年2月19日(日)

近代教育制度の確立をめざす明治政府は、小学校の普及をはかると同時に、高等教育機関の整備を進めました。1877(明治10)年に東京大学が発足しましたが、当時の高等教育機関は、各省庁の設置した諸学校が並立する複雑な状況にありました。
明治19年に「学校令」が公布されると、小学校・中学校・大学を一連のものとする教育制度が確立、複数の高等教育機関を吸収した帝国大学が誕生しました。帝国大学では日本の最高学府として、国家の求めに応じた教育・研究が行われるようになっていきます。帝国大学の卒業生には高級官吏への道が開かれ、立身出世の道程が明確になりました。
明治23年に第一高等中学校(東京大学予備門の後身)を卒業した正岡子規や夏目漱石たちは、エリート養成学校となった帝国大学に進学しました。立身出世の夢を抱き上京した子規でしたが、第一高等中学校時代に俳句を本格的にはじめ、その後、小説や紀行、評論など文学活動に没頭していきます。明治25年の試験に落第した子規は、退学を決意します。子規は、さまざまな進路を模索するなかで、日本新聞社への入社を選択しました。当時の大学生たちは、自らの能力や希望と、立身出世を望む世間とのあいだで葛藤したのです。
今回の展示では、帝国大学時代の子規や友人たちの活動に注目しながら、明治の大学教育、学歴エリートたちの実像に迫ります。
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