第14回企画展 『坂の上の雲』のひとびと
2020(令和2)年2月22日(土)~2022(令和4)年2月13日(日)
坂の上の雲ミュージアムでは毎年テーマを変え、1年間を通して企画展を開催しています。第14回企画展「『坂の上の雲』のひとびと」の会期は令和3年2月14日(日)まででしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、ご覧いただいた方が例年より少ないことから、多くの皆様に企画展をご観覧いただけますよう、1年間延長して開催します。
会期延長に伴い、展示資料の入れ替えを行いますので、ご覧になられた方もぜひお越しいただき、企画展をお楽しみください。

概要
明治維新によって近代国家として歩み始めた日本。この小さな国の新しい国民は、時代の高揚感の中で自らの信じる道を切り拓いていきました。
小説『坂の上の雲』には三人の主人公をはじめ、時代を懸命に生きた多くのひとびとが登場します。
政府批判も辞さない鋭い論説を展開しながら、限りないやさしさで子規を支え続けた陸羯南(くが かつなん)。日露戦争という巨大な試練に対し、知恵を絞り、決断力をもって乗り越えた東郷平八郎(とうごう へいはちろう)や児玉源太郎(こだま げんたろう)。国家を背負って諸外国と粘り強く交渉し、日露戦争の講和を成し遂げた小村寿太郎(こむら じゅたろう)や金子堅太郎(かねこ けんたろう)。かれらは、言論、軍事、外交のトップランナーとして、新しい時代の担い手となりました。
今回の企画展では、『坂の上の雲』に描かれたひとびとが、それぞれの置かれた状況でどのようにふるまったかを紹介し、令和という新しい時代を歩み始めた現代人へのメッセージとするものです。