平成29年度 大学連携市民講座「大学から見た世界あれこれ」(全4回)
大学連携市民講座「大学から見た世界あれこれ」の受講生を募集します。
愛媛大学と坂の上の雲ミュージアムが連携して開催する連続講座です。坂の上の雲ミュージアムで、大学の研究者たちが海外調査で得た最先端の研究成果や、世界の現在について学んでみませんか。
大学連携市民講座「大学から見た世界あれこれ」10:30~12:00
各講座の講師名をクリックすると講師の詳細情報をご覧になれます。
日程 | 氏名 | タイトル | 専門分野 | 所属 |
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8月 6日 日曜日 |
畑 啓生 | 魚をめぐる生きものたちのつながり | 生態学 | 愛媛大学理工学研究科 准教授 |
8月27日 日曜日 |
竹下 浩子 | ドイツの環境教育の今 | 教育 | 愛媛大学教育学部 准教授 |
9月 3日 日曜日 |
穆 盛林 | 日中韓国の学生による機械創成活動 | 機械工学 | 愛媛大学理工学研究科 助教 |
9月30日 土曜日 |
石坂 晋哉 | ヒマラヤ山麓の今を生きる人びと | 南アジア地域研究 | 愛媛大学法文学部 准教授 |
講師紹介
畑 啓生(はた ひろき)
プロフィール
愛媛大学理学部生物学科准教授。
2004年京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。近畿大学農学部水産学科講師、愛媛大学理学部生物学科助教などを経て2016年より現職。
サンゴ礁のなわばり性スズメダイの藻類栽培、アフリカのタンガニイカ湖やマラウィ湖のシクリッド類の適応放散と多種共存、魚に寄生するウオノエの進化などを研究している。
著書に『種間関係の生物学』(文一総合出版)、『生きざまの魚類学』(東海大学出版部)、『Biology of Damselfishes』(CRC Press)(いずれも共同執筆)など。
講義内容
太平洋のサンゴ礁、アフリカの古代湖、アマゾン川で、潜って観察した魚たちと、その糧となったり、魚に寄生したりする生き物たちとの関係性をみて、この地球上でどのように生き物たちが共に共存しているのか、その仕組みについて理解を深めます。
竹下 浩子(たけした ひろこ)
プロフィール
愛媛大学教育学部准教授。
長崎市生まれ。大学院修了後、1999年~2005年にベルリン自由大学の博士課程で日独の環境教育の比較研究をおこなう。帰国後、くらしき作陽大学講師を経て、2013年から現職。持続可能な社会に向けた教育(ESD)の推進について研究をしている。
講義内容
ドイツ人は本当に環境への意識が高いのか?ベルリンでの留学経験を踏まえてドイツの環境教育から考えていきます。
穆 盛林(ぼく せいりん)
プロフィール
愛媛大学大学院理工学研究科助教。
2013年山口大学大学院理学研究科博士課程(工学)修了。広島商船高専電子制御工学科助教,准教授を経て2017年より現職に至る。知的制御、人間工学、ロボティクスなどの研究に従事。
講義内容
日中韓国の大学生が参加する共同作業で企画・設計・製作・発表する機械創成活動を紹介します。
石坂 晋哉(いしざか しんや)
プロフィール
愛媛大学法文学部准教授。
2008年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。2015年よ り現職。愛媛大学リサーチユニット「グローカル地域研究(GLOCAS)」ユニット長。
インドの社会と環境、ガーンディー主義運動などの研究に従事。著書に『現代インドの環境思想と環境運動』(昭和堂)、『インドの社会運動と民主主義』(編著、昭和堂)など。
講義内容
日本から遠く離れたインドのヒマラヤ山麓に住む人びとが、今どのような日々を暮らしているのか、ご紹介します。